起業で行き詰まりを覚えた時、必要なものはコンサルとは限らない

今を生きる猫

継続のビジネスコンサルのお申し込みをいただいても、お断りする場合があります。

甘い考えだからとか、グレーゾーンのことをやっているからとか、そういうお話ではありません。(そういう人は寄ってこないように、バリアを張っています(笑))

真面目にお仕事をされて、実績を上げている方からのお申込みであっても、時にはお引き受けしないこともあります。

 

今、あなたに必要なものは、ビジネスをもっと大きくするためのコンサルではないと思います。
コーチングで自分に向き合い、自分を整えるための時間を取ってみてはいかがでしょうか?

 

こんな提案をさせていただいたのがKさん。
会社員での経験や才能を活かし独立。法人化して、きちんと黒字経営をされている方です。

ビジネスコンサルではなく、継続コーチングの【ソウルビジョン・トレーニング】をお勧めしたところ、納得して【ソウルビジョン・トレーニング】を選んでくださいました。

 

その時の心境を、Kさんはこんなふうに書いてくれました。

【使える!ウェルスダイナミクス】 の講座を受けて、とても納得できたのですが、活かし方がわからず。睦子さんの個人セッションも受けてみたいと思い、ビジネスコンサルに申し込みをしました。

でも、睦子さんからの「どうなりたいのか?」の質問に、全く答えられない状態でした。

精神的に疲れていて、糸がもつれていた気がしたので、それが解ければなぁ、という思いもあり、【ソウルビジョン・トレーニング】に申し込みました。

 

 

Kさんのプロファイルはディールメーカー。

 

ディールメーカー

 

 

「ディールメーカーが歩けば、人脈にあたる」としばしば説明するのですが(笑)

Kさんはディールメーカーの特徴通り、人との出会いやつながりを活かしてお仕事の経験を積み、実績を残していらっしゃいました。

独立後のお仕事でも、自然と人と人をつなぐことをしています。

 

「ウェルスダイナミクスを学び、これが自分の才能であり、価値であるということは腑に落ちた。でも、どうやってマネタイズしていいのかがわからない」

ヒアリングしていくと、最初はそんなお悩みから、話は始まりました。

 

人を紹介しても、「ありがとう!」で終わってしまう。
感謝されるのはとても嬉しいけれど、それのどこでお金を取れるのかがわからない。

 

ディールメーカーさん”あるある”の悩みです。
「紹介料を取る」というのは、日本人にはあまりなじみのない文化なのかもしれません。

なので、「こんな提案を取引先にしてみたらどうでしょう?」「ディールメーカーの強みを活かして、”三方よし”のこんなサービスも作れますよね?」と、いろいろと提案をしたのですが。

 

どうも、心、ここにあらず(笑)

 

「BtoBでずっとやってきたけれど、BtoCにも仕事を広げたくて。こんなプランを考えているんですが」というお話も出てきて…

 

なぜそれをやりたいのか
将来的にどうなっていきたいのか
理想のライフスタイルは?

未来のビジョンについて、さらにヒアリングしていきました。

すると、それに応じて、現在のKさんの本当の悩みや課題が見え隠れしてきたのです。
意識に上らせないようにしているもの、気づきたくない本当の気持ちがありそうです…

 

 

脱出

 

 

起業家というのは、孤独なものです。

そしてついつい、仕事を詰め込みすぎ。
『ひとりブラック企業』になっていることも、よくある話です。

サラリーマンと違って、来月の給料が保証されているわけではありません。
だから忙しい方が安心だと、錯覚しちゃうんですよね。忙しくしていると、不安や孤独からうまい具合に目をそらすことも出来ますから。

 

「精神的に疲れていて」と書かれているように、ご自身でも心の奥の奥では気づかれていたのだと思います。

でも、自分ひとりでは止められないんですよね。
もっと頑張れば、いつか楽になれる。
そう思って走り続けてしまいます。

でもそれは、不安や焦りをエンジンに、売り上げの数字に向かって全力疾走し続けるようなもの。

売上げを上げるプランなら、いくらでも思いつきます。
でもそれがKさんの幸せに結びつくとは、私には到底思えませんでした。

 

もっとビジネスを頑張ろうとしたところで、おそらく本当の問題は解決しない。
たとえもっと売上げが上がったとしても、今のモヤモヤは消えないだろう。
何よりも、好きな仕事を楽しむことから、どんどん遠ざかってしまう…

 

だから提案させていただきました。
いったん立ち止まって、自分の本当の気持ちに向き合ってみることを。

 

自分はどう生きたいのか。
何が好きで、何が楽しくて、何が自分をワクワクさせるのか。

このあたりまえのことを、時に人は忘れてしまいます。

でもこの”あたりまえのこと”を置き去りにしたら、たとえどれだけたくさん稼げようと、決して幸せに生きることは出来ません。

 

情熱をエンジンに、ビジョンに向かって歩んでいく。
それが起業家のあり方です。

 

全6回、【ソウルビジョン・トレーニング】を終えたKさんの感想。
ご紹介させていただきます。

今まで無意識に持っていた感情に気がつきました。
例えば『〜ねばならない』、という考え。
ほぼそれに支配されていた事に気がつきました。

劣等感や嫉妬など、若い時に持っていた感情も、既に解放できていた『つもり』でしたが、まだまだ解放されていない事にも気がつきました。

また、『今のままでも充分』という考えが、頭の中だけで、感情まで落とし込めていなかった事がわかり、感情まで少しずつ届くようになった気がします。

そうすると、今まで細かな事で感情が振れていましたが、それが減ったような気がします。

まだまだ勘違いの部分もあると思うのですが、腹に落ちる感覚が、やっとわかった感じがします。

少しずつですが、気持ちに変化があります。
腹に落ちている、一番の感覚は、『これでいい!』『私はこれでいい!』って事かな。

やっと、自分を認めてあげられるようになりました。
あと、自分を信じて直感も大切にしたいと思います。

更なる変化が楽しみです(^^) 

 

 

変化を楽しめるって最強ですよね。
これからの自分に期待している、期待できるってことですから。

自分を信じている、つまり自信。
だから、「私はこれでいい!」って、腹の底から湧き上がってくるんです!

 

ブレイクスルー

 

 

『今のままでも充分』というのは、「このくらいで充分、多くを望むな」という意味ではありません。すでに充分に満たされているということです。

それは頭で理解するものではなく、体感。非言語領域での理解。
言葉を超えた「わかった!」です。

 

だからトレーニング!

日常で、小さな気づきを意識的に繰り返していくうちに、やがてそれが習慣になり、いつの間にか意識が変わっていきます。

 

まずは、自分の持っているものに気づく。
無いものに目を向けるのではなく、あるものに目を向ける。

すると、あふれるほどたくさんの豊かさを持っているということに、気づいていきます。

そしてやがて、「そもそも私たちは何ひとつ欠けることのない完璧な存在である」ということが、理屈ではなく “わかって” きます。

 

この豊かさの源泉につながれば、ビジネスはお金を追いかけるゲームではなく、豊かさを分かち合い、みんなで楽しむゲームになっていきます。

するとお金は、自動的についてくる。

戦って勝ち取る競争の世界から、いつの間にか卒業しています。

 

 

今を生きる猫

 

 

 

起業で行き詰まりを覚えた時、必要なものはコンサルとは限りません。

時には立ち止まって、「自分はどう生きたいか」を考えるための時間を取ってあげてください。
走り続けてきた今までの自分のために。
そして、もっともっとたくさんの人と豊かさを分かち合う、未来の自分のために。

 

起業は生き方。
あなたはどう生きたいですか?

 

 

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