学んでいるのに現実が変化しない理由(ダウンロードとインストール)

「いろいろと学んでいるのに、なぜ現実は変化しないんだろう」

セミナーを受けたり、オンラインコンテンツを購入したり。
いろいろと学んでいるのに成果が出ない。

勉強好きの真面目な女性たちに、多いお悩みですよね。

「もっともっと勉強しないと!」
「頑張らなくちゃ!」

と焦る前に。

いったん立ち止まって考えてみて欲しいことがあります。

 

あなたの学びは、インストールされているでしょうか?
もしかしたら、ダウンロードしただけで終わっていませんか?

 

 

 

目次

インストールしなければ機能はアップしない

学びの目的とは、要するにあなたの機能のバージョンアップ
学んだことを活かせないということは、バージョンアップが正しく行われていないということです。

いったいどこでバージョンアップは失敗しているのでしょう。

 

パソコンのバージョンアップを考えてみましょう。

バージョンアップするためには、まずはそのためのデータを自分のパソコンにダウンロードしますよね。
でもダウンロードしただけでは、パソコンの機能はアップしません。

ダウンロードしたら、次はインストール。
インストールするためには、インストーラーと呼ばれる別のプログラムが実行されます。

インストールが完了して初めて、OSはバージョンアップする。新しい機能が使えるようになります。

ダウンロードとは、ネット上からデータをコピーして、自分のパソコンに保存すること。
インストールとは、その機能を自分のパソコンに組み込んで使える状態にすることです。

 

「学んだのに活かせない」というのは、知識をダウンロードしただけ。
コピーして保存しただけの状態です。

そのことに関して「知って」はいるから、それなりに語ることは出来るかもしれない。
でもインストールされていない。
自分自身の中に組み込まれていないから、「使えない」のです。

 

さらにやっかいなことに。

データをダウンロードすれば、その分パソコンの容量は減っていきます。
インストールされないデータというのは、ただ溜まり続け、パソコンを圧迫する。

「いろいろ勉強しているのに、ちっとも成果が出ない!」

使えない情報があなたの余裕を奪い、焦りや不満を生み出してしまいます。

セミナジプシーにノウハウコレクター?
そんなふうに呼ばれてしまうのは、ダウンロードとインストールの違いがわかっていないから。
インストールせず、ダウンロードばかりを繰り返しているからです。

ダウンロードしただけでは、あなた自身のバージョンアップは行われません。
バージョンアップするにはインストールが必要。
インストールするためには、ダウンロードとは別のプログラムが必要であり、別の作業が必要なのです。

ではいったいどうやって、インストールを行えばいいのでしょう。

 

聞恵・思恵・修恵 三つ揃って『智慧』になる

仏教には、『三恵(さんね)』という言葉があります。

聞恵・・・見たり、聞いたりしただけの知恵(知識・情報)
思恵・・・聞恵について思考を深め、自分自身のものとした知恵
修恵・・・聞恵・思恵を実践に移し、行動の中で学んでつかんだ知恵
聞恵・思恵・修恵の三つがそろって、初めて『智慧』となる。

 

ダウンロードというのは、つまり聞恵
「知っている」だけです。

見たり聞いたりした情報を、自分の中で咀嚼する。
自分の頭で考え、「知る」から「わかる」に変わっていくのが思恵
インストーラーが動き始め、新しい機能を使う準備が整います。

新しい機能が組み込まれたパソコンも、実際に使ってみないと、その使い方を覚えることは出来ません。

やってみて初めてわかることがある。
それが修恵です。

 

あなたというOSのバージョンアップとは、意識の変化
考え方・在り方が変わることです。
知識を仕入れただけ、ダウンロードしただけでは聞恵で終わり。
それでは現実は変化しません。

ダウンロードして、インストールして、そして実際に使って使い方を覚える。
聞恵、思恵、修恵。

このプロセスを経て初めて、新しい OS が機能し始める。
日常に活かせる『智慧』に変わります。

新しい世界が開けて行きます。

 

やり方、ノウハウを聞いただけでは使えません。

その根底にある考え方を学び、実践していくことで自分のものになる。
その時、あなたの在り方も変わっていくでしょう。

あなたという存在のバージョンアップが完了します。

 

うん、なるほど!
だけど…

「アタマではわかっているんですけど…」

もし今、そう思ったら、要注意!!

 

『アタマではわかっているんですけど症候群』

「アタマではわかっているんですけど、出来ないんです」
「アタマではわかっているんですけど、やる気がおきなくて…」

そう言いたくなる気持ちもわかりますが。
それは「知って」いるだけで、「わかって」はいないのです。

ダウンロードしただけ。
インストールされていません。

 

この、『アタマではわかっているんですけど症候群』ほどやっかいなものはありません!!

なぜなら、自分は「わかっている」と思い込んでいるから、そこで思考停止になる。
聞恵から思恵へ深めていくプロセスが起こりません。

「自分はわかっていない」と思うからこそ、「わかりたい」「わかろう」という欲求が生まれます。

ですからもし今後、「アタマではわかっているんですけど…」という言葉が出そうになったら!

「自分はわかっていない」

そう言い換えてみましょう。
それだけできっと、あなたの考える力は育ち始めます。

自分のアタマで考えることこそが、精神的自立、そして経済的自立への第一歩です。

 

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