起業とは、自己実現の一つの形です。
ですが、くれぐれも注意して欲しいことがあります。それは
『起業と自己啓発を混同しない!』
内から外へ、起業は180度視点が変わる
起業したら、自分と向き合うことは必須です。
何をやるべきか。何をやらないべきか。
決めるのは自分であり、その判断基準が常に問われます。
自分には何が出来るのか。誰の役に立てるのか。
時にはふがいない自分を、情けなく思うこともあるかもしれません。
ですがここで注意すべきこと!
ビジネスと自己啓発を混同してはいけません。
自信が無い。嫌われるのが怖い。失敗したくない…
「そんな自分をどうしたらいいんだろう」というのは、起業の悩みではありません。
自分癒し。内向きの癒しです。
内側に向かい、閉じた場所で自分と向き合うことです。
一方、起業とは社会との関わり。
外に向かって自分を開いていく、その自分と向き合うこと。
誰かの役に立つためにはどうしたらいいのか。
考えるのは自分のことではなく、お客様のこと。
内から外へ。
180度視点が変わります。
カウンセラー・コーチ・セラピストが稼げない原因
起業の手前で動けない人。
起業したものの、大人のお店屋さんごっこから抜け出せない人。
起業と自己啓発を混同してしまっているケースがほとんどです。
特に、カウンセラー・コーチ・セラピストなど心のお仕事の人というのは、「セッションを受ける」ということに、ある意味慣れています。
なぜ、コンサルセッションを受けようと思ったのか。何をクリアにしたいのか。
今、何に困っているのか。そのために今までどんなことをしてきたのか。
現状を分析し、目的、目標、ゴールを明確にするためにお聞きしていくのですが、それが内省になり、自分語りになってしまう。
考えるべきは「集客出来ない理由」なのに、「集客出来ない自分」のことばかりを考えています。
「自分」を語ることに慣れすぎていて、気づけないんです。
「お客さま」を置き忘れていることに。
コーチ・カウンセラー・セラピスト・ヒーラーetc
稼げない職業の筆頭になってしまいがちなのは、内省がクセになっているから。
「自分目線」から抜け出せず、「お客さま目線」がわからないままだからです。
自分の内面にばかりフォーカスしてしまうのだとしたら、それは起業未満。
起業とは価値の提供、お客さまへの貢献。
考えるべきはお客さまのことです。
自分を外向きに開いて、社会との関わりに目を向けましょう。
自分自身がビジネスの最大の重荷となる
ウェルススペクトルの下から2番目、赤レベルは「生存者」と呼ばれます。
まさに、「混ぜるなキケン!」です。
自己基盤が整っていないままでは、他人のことを考える余裕などありません。
自分の面倒がみれていないのに、他人のお世話が出来るわけがないのです。
だからキャッシュフローも、ぎりぎりプラスマイナスゼロ。
自分の意識のレベルがそのまま、スペクトルレベルに表れます。
「やるな!」ではなく「混ぜるな!」
起業と自己啓発。
自分の内面に取り組むことや、自己啓発がいけないというお話ではありません。
「やるな!」ではなく、「混ぜるなキケン!」
起業と自己啓発を混同していないか。
自分探し、自分癒しのための起業になっていないか。
今、自分に必要なものはビジネスコンサルなのか、カウンセリングやコーチングなのか。
自分を客観的に見ることが出来るかが、「お客様目線」への第一歩です。