「自由な生活をしてみたい」
嵐の活動休止会見でまず印象に残ったのは、大野くんのこの言葉だったのではないでしょうか。
常に注目される存在。
自由に街を歩くことも、行きたいところに行くことさえも難しいでしょう。
トレーダーというプロファイル(あくまでも私の予想ですが)である大野くんにとって、衆人環視の的となる国民的アイドルという状況は、あまり居心地のいいものではなかったでしょう。
さて今日は、ウェルスダイナミクスのもうひとつの柱、ウェルススペクトルから、嵐の活動休止を読み解いていこうと思います。
チーム「嵐」のスペクトルレベル
ウェルススペクトルは、富の9つのレベルを示す地図。
自分が今どこにいるのかを教えてくれます。
「嵐」というチームのスペクトルレベルを考えてみましょう。
メンバー5人それぞれが、映画・ドラマ・バラエティ・キャスター・MC、大野くんはアーティストとしても活躍しています。個人でも富のフローに乗っています。
緑レベルの条件は、市場のフローにつながった黄色のプレーヤーが、チームのメンバーとしていること。「嵐」というチームのスペクトルレベルは、緑のパフォーマーだといえるでしょう。
「嵐だからこそ見れた景色がある」
10周年、5×10のころから、メンバーからのこんな発言が増えていったように思います。
チームを作り、チームとしてのリズムを決め、それに同期を合わせる。
これが、グリーンになるためにやらなければいけないこと。
それがチームのレバレッジとなり、イエローとは全く違った事業を展開することが出来ます。「自由な選択肢」が増えるのです。
でもその替わりに、「動く自由」は手放さなければなりません。
黄色のプレーヤーは、例えればギターのプレーヤー。
自分ひとりで音楽を奏でることが出来ます。
でも、自分が演奏を止めれば、音楽も止まります。
自由に行動することが出来るけれど、ひとりでは出来ることが限られる。
より大きなことをしたいと思ったら、行動の自由を手放しチームを作る必要があります。
レベルが変わると成功戦略が失敗戦略になる
スペクトルの特徴的な考え方のひとつです。
レベルが変わるときには、それまでの成功戦略をガラッと変える必要があります。
レベルが変わるごとに得られるものがあり、その代わりに手放さなければならいものがある。
どのレベルにいても、それぞれにメリット・デメリットがあるということ。
意外に、気づいていない人が多いのではないでしょうか。
本当の豊かさとは
そしてもうひとつ、ウェルススペクトルの特徴的な考え方があります。
目指すレベルは自分で決める
何かを得るためには、何かを手放さなければいけない。
だからこそ、どこにいたいかは自分で決めればいい。
これが、私がウェルススペクトルってすごい!と思うところです。
ウェルスダイナミクスにほれ込む理由のひとつです(笑)
9つのレベルがあるのなら、「トップを目指せ!」というのが、今までの多くの成功法則。
でももう、そういう時代ではないんじゃないかなと、私は思うのです。
本当の豊かさとは、自分が生きたいように生きること。
他人と比べる必要はない。
自分が本当に望む生き方をすることこそが、人生の成功者ではないでしょうか。
「自由な生活をしたい」
だから、嵐としての活動を終えたいというのは、パフォーマーとしての「自由な選択肢」を手放し、ひとりのプレーヤーとしての「動く自由」を手に入れるということ。
それが今の大野くんの望む本当の豊かさであるならば、誰もジャマすることは出来ない。
他のメンバー4人もまた、今までとは違う自由を楽しめることを、長い間パワーをもらってきたファンの一人として、心から願います。
余談ではありますが。
タッキーが引退し、ジュニアの育成・プロデュースをする新会社の社長になったのは、緑のパフォーマーから青の指揮者への道を選んだということ。
パフォーマーは観客に向けて楽器を演奏しますが、指揮者は自分では楽器を演奏せず、観客に背中を向けています。
見るべき方向がガラッと変わります。
表舞台で自分が活躍する楽しさは手放し、より大きな音楽を奏でるという新たな夢に向かって進むことが、タッキーの選択だったんですね。
「成功」の形も人それぞれ。
「幸せ」の形も人それぞれ。
自分を活かし、魂を生かす生き方を、誰もが選ぶことが出来る。
大野くんの決断、そして嵐の決断は、そんな時代を象徴する出来事なのではないでしょうか。
本当の豊かさを生きるためのお手伝いがしたい。
ますます強く、思います(^^)/
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嵐の活動休止について書いてみたシリーズは、ひとまずこれにて完結です。
1.嵐活動休止:「ファンでよかった」と思わせてくれてありがとう
2.嵐5人のプロファイル(嵐活動休止をウェルスダイナミクスで読み解く1)
3.嵐のスペクトルレベル(嵐活動休止をウェルスダイナミクスで読み解く2)
(この記事です。)