「ウェルスダイナミクスを学んでから1か月、同じチームの上司や先輩たちに実践してみたところ、ピリピリしていた人間関係がとてもよくなりました」
ある日、【使える!ウェルスダイナミクス】を受講した会社員のSさんから、こんなメールが届きました。
4つの周波数と8つのプロファイルを知っていると、自分とは異なる判断や反応をする他者とのコミュニケーションが、驚くほどスムーズになります。
「あの人とは絶対にわかりあえない!」などという思い込みは無くなり、違いとして楽しめるようになるんですよね。
ですから、チーム作りに絶大な効果をもたらします。
さて、Sさんはどのようにウェルスダイナミクスを活かしたのか。
ご紹介していきましょう。
Before:チームは険悪ムード
育休明けで職場復帰したSさん。
新しいチームに配属になったそうです。
チームのメンバーは、男性上司と先輩女性が2人。
周囲から伝わってくる、チームの前評判はと言うと、
・日々険悪ムード
・しばしば口論になっている
・お互いに悪口を言い合っている
配属されてみると、実際にその通りだったそうです。
さて、どうしましょう?
まずは観察、どの周波数?
まずは現状分析。
話すことや価値観をそれとなく質問してチェック。
それぞれのメンバーがどの周波数か、Sさんはじっくり観察したそうです。
上司と先輩たちの口論を聞いていると、
「マニュアルなんてめんどくさい!細かいことはどうでもいい!」の上司と、
「マニュアルに書いてあるんだから守るべき!」という先輩たち。
意見の食い違いから対立していることが判明しました。
それぞれの周波数、プロファイルを予測してみると
おしゃべり大好き、外交的!
めんどくさがりで細かいことは嫌い。
打ち上げ飲み会大好き♪
そんな上司は間違いなくブレイズ。
プロファイルはサポーターと予想しました。
先輩Aさん。
Sさんはこっそり、「姫先輩」と呼んでいるそうです(笑)
自分の意見には絶対的な自信あり。
自分ワールドに他人を寄せ付けない。
ある意味、内向的だが、意見はハッキリと論理的に言う。
興味のない誘いはきっぱりと断る。
そんな姫先輩はスチール。
プロファイルはロードだと思われます。
さて、もう一人の先輩、Bさんはと言うと
仕事はしっかり、ていねい。
真面目で内向的。
決められたことは守るタイプ。
周波数はテンポ、プロファイルはアキュムレーターと予測を立てました。
チームで何が起きていたのか?
さて、チームで何が起きていたのかというと…
ブレイズの赤い炎と、スチールの青い炎の戦い!
ブレイズとスチールの真逆な周波数が、お互いの価値観を理解できずにバチバチしている。
でもどちらも「普通はこうでしょ!」と思っているから、お互い受け入れることなんて出来ません。
ウェルスダイナミクスを知らないがために、今日も世界のあちこちでこんな戦いが起きている。
でもSさんには、ウェルスダイナミクスという強力な武器があります!
プロファイルの強みを活かしチームを成長させる
さあ、ここでサポーターの出番です。
「サポーター」と言っても、陰で支える人という意味ではありません。
強力なリーダーシップで、チームを引っ張っていく存在です。
ウェルスダイナミクスを学んだSさんは、こんなふうに考えたそうです。
「サポーターの私を通して、チームを成長させるしかない!」
この状況で、サポーターの私は何が出来るかを考えました。
・まずは雰囲気をよくする
・和やかな人間関係にしたい!
これを最初の目標としました。
そして、講座で学んだことを実際にやってみました。
具体的には、
①ひとりひとりの考えの違いを聞く
②上司と姫の間に入り、潤滑油になる発言をする
③細かいことは苦手な上司の代わりに、書類を作成する
④外交的な上司には、表にたって得意な交渉に徹してもらう
⑤姫先輩には仕事の技術的なことや、彼女にとってのホットな話題を共有する
このあたりはプロファイルの特性もありますが、あえて意識的にやってみました。
きっと表向きには、私がペラペラ楽しそうにお喋りしてるとしか見えません(笑)
でも、裏では真剣に絶賛実験中!
それぞれの得意なことをプロファイルに沿っておおよそ見当をつけて、得意そうな仕事をさりげなく仕向けて、響く言葉で誉めたり、お礼をする。
それを繰り返しました。
むつこさんに言われたとおりにやっただけ!
特別なことはしていないです。
素晴らしい!
「特別なことはしていない」なんて言ってますが、それぞれのプロファイルの特徴をつかんで、それぞれの良さを引き出しています。
そして、ウェルスダイナミクスの基本の基本、
【富の方程式】
W = V × L
富 = 価値 × レバレッジ
苦手なことは得意な人にまかせて、レバレッジをかける。
その方が、より大きな富を生み出すことが出来る。
この原理原則を見事に使いこなしています。
そして何よりご自身のプロファイル、サポーターの強みを遺憾なく発揮しています。
サポーターと言っても、陰で支える人という意味ではありません。
強力なリーダーシップで、チームを引っ張っていく存在です。
たとえ職責的にリーダーの立場ではなくても、「自分のチーム」という意識を持つとサポーターは燃えます。
チームを良くするためにとことん頑張ることが、サポーターの喜びにつながるのです。
「あえて意識的にやってみました」と書かれていますが、そうなんです。
それまでは知らずに無意識に使っていた自分の強み。
それが自分の強みだと知り、意識して使うことで、どんどん豊かさのフローに乗ることが出来ます。
After:チームは穏やか、ピリピリムードが消えた!
さて、そんなこんなで「絶賛実験中」を続けてみたらどうなったか?
Sさんからのご報告は、こんなふうに続きました。
席の近い他のチームの方たちに、昨年と比べてこのチームの雰囲気がどうか、インタビューしてみると、「上司がとても楽しそう」とのこと。
ロードな姫先輩は淡々としていらっしゃいますので、ちょっと分かりにくいのかな。
相変わらず窓口は出ないし、電話もほぼ取らないけど(-_-;)
最初のピリピリした感じは減って、なんだか穏やかな印象を受けます。
正直なところ、組織の中にいますので、私の個人的な情熱や目的とは異なります。
だからといって、現状はあまりにも居心地悪かった。
マインドも残念で、ほんと腐りそうでした(泣)
「じゃあ、どうする?どうしたい?」って、なったら、
「いま出来ることをやる!」
で、とにかくやってみた!
そして、ちょっとずつ結果が出始めたことを実感しました。
やったー!ってガッツポーズでした。
おわり。
会社員にとって、気持ちよく会社に行けるって、重要ですよね。
一日の中で一番長い時間を会社で過ごすんですから。
プロファイルを知れば、コミュニケーションの質が全く変わります。
チームビルディングにも、絶大な威力を発揮します。
会社でもどんどん活かしてください。
その経験はこれからの人生で、必ず大きな財産になるでしょう。